平成20年2月20日 |
|
《西鉄創立100周年記念》 |
一般路線バスの新デザイン決定!
デザインコンセプトは「GENTLE & MINIMUM」 |
|
 |
|
|
西鉄グループでは、創立100周年記念事業の一環として、一般路線バスのデザインの変更を検討してまいりましたが、このたび新デザインが決定しましたので、お知らせいたします。
現在の一般路線バスのデザインは、1975年(昭和50年)に変更して以来、地域の皆さまに愛され、親しまれてまいりました。今回は33年ぶりのデザイン変更となります。
今回のバスデザイン変更は、以下の3点を目的としてプロジェクトを進めてまいりました。
(1)新バスデザインを導入し、西鉄グループのイメージアップを図る。
(2)西鉄バスの利便性、ネットワークなどを再認識していただく機会とする。
(3)従業員の意識改革、モチベーションアップを行う契機とし、お客様へのサービス向上を図る。 デザイン開発にあたっては、西鉄グループの企業理念にうたう「あんしん」「かいてき」「ときめき」という基本理念が表現でき、かつお客さまと価値観を共有できるバスを追求しました。デザインのコンセプトは「GENTLE & MINIMUM」で、外装デザインは都市景観との調和に配慮したデザインとしました。内部についても、安全性や快適性などを盛り込んだ変更を実施いたします。
デザイン提案は、総合デザインコンサルタントユニット「ダーウィンLLP(有限責任事業組合)」にお願いしました。建築やインテリア、グラフィックスなど各ジャンルを代表するクリエイターで、九州・福岡を拠点として全国規模で活躍されている組織であり、また当社バスユーザーとしての視点をお持ちであることから、多角的な視点でご提案をいただくことができました。
西鉄グループでは新バスデザインの導入を通じて、「お客様も社員ももっと好きになる西鉄バス」を目指してまいります。
詳細は下記のとおりです。 |
|
記 |
|
◆ 一般路線バス新デザインの概要 |
導入開始 |
平成20年6月(予定) |
対象車両 |
西鉄グループの一般路線バス(平成20年度新造車より) |
導入車両数 |
初期導入 福岡地区62台
(平成20年度) 福岡地区132台 ・ 北九州地区26台導入予定
※将来的には、西鉄グループの一般路線バスすべてに本デザインのバスを導入する予定です。 |
|
仕様・特徴
■外装コンセプト |
「SMART LOOP」 |
どこにもない「縦ストライプ」はボディを包む「輪」。
様々な生活の「輪」を結び、快適なリズムを刻みます。 |
白をベースに、縦に並んだ5色のストライプは、ボディ側面から屋根部分までを包む「輪」になっています。前方から後方へいくに従って次第にその幅が狭くなり、バス停で待っている斜め前方の視点からは、ストライプの色のボリューム感を強く感じ、近づくにつれて白い部分の面積をより強く感じるよう工夫しています。複数台が並んだときに生まれるリズム感も軽やかです。 |
 |
 |
 |
|
|
■内部コンセプト |
「動くリビングルーム」 |
シンプルで落ち着いた「友人宅のリビングルーム」のような移動空間
…みんなが集まる穏やかな楽しさや、くつろげる和やかさがある
…いつも遊びにいく親しい間柄なのに、さりげなく気配りをする |
安心感 ・・・ 通勤・通学のひと時を、安らぎ落ち着ける時間に。
上質感 ・・・ 心地いい緊張感、きれいに使いたくなる、礼儀正しくなる空間に。
高揚感 ・・・ 楽しい場所、何かを知る場所に。 |
( 前方 → 後方 ) |
 |
( 後方 → 前方 ) |
 |
※「内部変更のポイント」 |
安全への取り組み
・通路とシート下の床材を貼り分け、車内の段差をわかりやすくします
・ステップ部を黄色の床材で縁取りし、ステップをわかりやすくします
・室内灯をラインライトにし、乗車口に照明を追加することで、車内照度のアップを図ります
・握り棒の形状を変更し、運転士から後方のお客様を見やすくします
・運転席のシート形状については、女性運転士をはじめ、身体が小さい人でも運転操作がしやすいよう、座面の傾きを改善します。 |
安心・快適性への取り組み
・シート形状は座面と背もたれのホールド感を向上させ、座り心地の良さを追求します
・2人掛けの座席については1人掛けに分割することで、お二人でも座りやすいようにします
・シートモケットやパイプ、仕切り板や腰板、ロールカーテンのデザインを変更し、統一感のある車内空間を演出します
・シートグリップや肘掛けについてはシートとの識別が容易になるよう、一般座席(グレー)をオレンジに優先座席(ゴールド)をブラックとし、
視認性を向上します
・運転席後部パネルを一新し、チラシが見やすく、取りやすい収納形状に変更します |
|
 |
|
|