福岡市東区香椎照葉の分譲マンション「照葉ザ・タワー」は「3,000㎡以上の広大な緑地を設置し、かつ社会・環境へ貢献する緑地を設置した計画」として、社会・環境貢献緑地評価システム SEGESの「つくる緑」(※1)を取得して開発を行ったプロジェクトです。
敷地北側には自然植生であるタブノキの林、南側には落葉広葉樹の林(里山林)を整備し、地域の自然に配慮した環境づくりを行っています。
また、緑豊かな公開空地には「地域とのつながり」をテーマに、周辺の緑地・水辺を活用した環境活動にご利用いただける地域交流施設を設置するなど、入居者だけなく地域に開かれ、社会性に富んだ緑地を整備しました。
今後、緑地は生物多様性に配慮した維持管理を行うとともに、入居者および地域の方々にとって、自然と触れ合える、自然を学べる場として活用していきます。
※1 社会・環境貢献緑地評価システム SEGES(公益財団法人 都市緑化機構)
企業等によって創出された良好な緑地と日頃の活動、取り組みを社会・環境に貢献している、良好に維持されている緑地であると第三者評価・認定するもの
つくば市竹園の分譲マンション「つくばウェルビーイングプロジェクト」は、生物多様性に関する外部機関認証「いきもの共生事業認証(ABINC認証)」(※2)を取得して開発を行ったプロジェクトです。
22,000㎡超の広大な敷地において、周辺の自然環境や土地の成り立ちに関する調査を行いました。生物多様関性に貢献する面積として25%超となる6,500㎡超を確保し、メジロやコゲラなどの鳥類やムラサキシジミ、ヒメウラナミジャノメなどの昆虫類などが生息しやすくなるような植物を植えたり、巣箱を設置しています。
※2 ABINC認証(一般社団法人いきもの共生事業推進協議)
自然や地域、共同体と共生した土地利用に取り組みやすい世界の実現への 貢献を目的に企業における生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの取り組みを第三者評価・認証するもの
「つくばウェルビーイングプロジェクト」では集合住宅における主要構造部適材適所の木造化を見据え、木造共用棟「コモンヴィラ」を実現。森林資源を有効活用することにより、サステナブルな社会環境構築に寄与。住民には木の温もりによる精神的なリラックス効果を楽しんでいただきます。
また、本プロジェクトでは、既存樹を生かした開発を行っております。敷地の境界に面する緑地には、もともとここに息づいていた雑木林成種を主体に保存。既存樹が周辺地域の景観・環境との調和を図っています。
つくばウェルビーイングプロジェクトの
木造共用棟「コモンヴィラ」
㈱海の中道海洋生態科学館(マリンワールド海の中道)では、環境の変化などにより自然界では少なくなってしまった淡水生物を、本来の生息域以外で守る活動をしています。ニッポンバラタナゴやハカタスジシマドジョウなどの希少淡水魚は水槽内で繁殖させて、野生個体が減少した時の保険として飼育しています。隣接する国営海の中道海浜公園に田んぼやビオトープを作り、希少淡水生物の生息域外保全に取り組んでいます。また、水族館での展示を通して生き物たちが置かれている状況を多くの方に知っていただく啓発活動も行っています。
㈱海の中道海洋生態科学館(マリンワールド海の中道)では、病気やけがで海岸に漂着したウミガメを保護しています。
保護したウミガメは治療をして、回復したら体力をつけさせて水温が暖かい時期に海へと返しています。ウミガメは全世界的に生息数を減らしていますが、その要因として海洋ゴミなど人の暮らしが関わっていることもあり、そのことを水族館の展示を通して多くの方に知っていただく啓発活動も行っています。
「一人一花運動」とは、福岡市が主導となって、市民・企業・行政・一人ひとりが、 公園や歩道、会社、自宅など、福岡市のありとあらゆる場所での花づくりを通じて、人のつながりや心を豊かにし、まちの魅力や価値を高める、花によるまちづくりを目指す取り組みです。
この「一人一花運動」の一つ、「おもてなし花壇」に、スポンサー企業として協賛しています。
西日本鉄道㈱本社前の花壇
(株)海の中道海洋生態科学館では、毎月20日を「海岸清掃の日」と決めています。マリンワールドの裏には砂浜海岸(国土交通省管轄)があり、常に漂流物が流れてきますのでマリンワールドのボランティア隊が始業前に清掃活動を実施しています。
西鉄グループによるその他の清掃活動についてはこちら
海岸清掃の様子
2023年8月より北九州地区において、移動スーパー「あっとスピナ」を開業しました。官民協同のもと、「防犯チラシ配布」「高齢者の見守り活動」等を並行して行い、地域の活性に取り組んでいます。
移動販売「あっとスピナ」の様子