飲酒運転「3ない」の誓い

バス・鉄道をはじめとする公共交通を担う当社グループにとって、お客さまの安全確保は第一の使命です。

交通のプロとして、自ら飲酒運転をしないだけでなく、周囲で飲酒運転が発生しないよう、積極的に働きかけていくという意識をもつため、『飲酒運転「3ない」の誓い』を定めています。毎月1日を飲酒運転撲滅強調の日と定め、就業中には当社グループのすべての職場で「3ない」の誓いの唱和を行っています。唱和にあたっては、各人が行っている飲酒運転撲滅に向けた取り組みを紹介するなど当事者意識を高める工夫もしています。

飲酒運転撲滅のための取り組み

厳格なアルコールチェック体制

運輸部門の運転士および車掌に対して、出勤点呼時に管理者立ち会いのもと、アルコールチェックを行い管理者が検知記録(顔写真・計測値)をチェックする万全の体制をとっています。

また、運輸部門以外の全事業所でも、業務で運転する前には、アルコールチェックを義務付けています。

自宅でのアルコールチェック

出勤時の酒気帯び運転を防ぐため、バス・鉄道部門の乗務員などには携帯型アルコール検知器を貸与し、自宅での自主検知を指導しています。

管理者から従業員への飲酒習慣等の個人面接の実施

従業員の健康管理推進や職場内のコミュニケーション活性化を目的とした、各職場の上司から部下に対する個人面接を実施しています。「飲酒習慣チェックシート」を用いながら面接し、必要な従業員に対しては看護職や産業医が生活習慣、飲酒習慣の改善を指導します。

飲酒運転撲滅大会の実施

アルコール検知に関する不祥事の再発を防止するために、「西鉄グループ飲酒運転撲滅大会」を実施しています。

2022年8月の大会では社長をはじめ、各部・グループ各社の代表など総勢約390名が参加しました。 林田社長からの訓示やグループ内における飲酒運転撲滅の取り組み報告に加え、 国立・神経医療研究センター 薬物依存研究部長 薬物依存症研究所長 薬物依存症センター長 松本俊彦様より「アルコールとこころの健康」と題してご講話いただき、 飲酒運転撲滅への決意を新たにしました。

西鉄グループ飲酒運転撲滅大会
拡大
西鉄グループ飲酒運転撲滅大会

飲酒運転撲滅啓発物(映像・ハンドブック等)の活用

自社で飲酒運転撲滅啓発のための映像を作成し活用しています。社長自らが飲酒運転撲滅を呼びかけるものや飲酒運転死亡事故惹起者の手記(「贖いの日々」財団法人東京交通安全協会作成)の朗読を収録したもの、飲酒運転に対する厳罰化や体内のアルコールの分解時間などを掲載したハンドブックなどを活用することで、意識の啓発に取組んでいます。