当社グループは、1908年の創業以来、様々な時代の変化を乗り越えながら今日に至りますが、今後のポストコロナ社会における長期的な経営環境につきましては、デジタル化の加速、脱炭素社会の進展、生活スタイルの多様化等、これまで以上に変化のスピードが急激で、不確実性の高い時代が続くものと認識しています。

 

このような環境下においてもサステナブルな成長を実現するため、これまでの事業モデルの延長ではなく、想定した未来像から遡るバックキャストの手法で、2035年の当社グループのありたい姿を描き、その達成に向けた新長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を策定いたしました。

 

本長期ビジョンでは、ありたい姿を実現するための基本スタンスを「濃(こま)やかに、共に、創り支える ~Grow in harmony with you~」とし、「出逢いをつくり、期待をはこぶ」事業の進化と新領域への挑戦を両輪としたビジネスモデルの変革、そして従業員一人ひとりが自己成長やチャレンジを実現しながらいきいきと働き、最大のパフォーマンスを発揮できる環境の整備や、事業の効率性とサステナビリティを意識したポートフォリオの構築等を掲げております。

 

そして、私たちは、長期ビジョン「まち夢ビジョン2035」の実現に向けたセカンドステップとして、2026年3月に「第17次中期経営計画」を策定いたしました。この策定にあたっては、まず、第16次中期経営計画(2023年度~2025年度)の成果と経営環境の変化を踏まえ、長期ビジョンにおける2035年に目指す定量・定性目標をアップデートしました。同時に、その目標達成に向けた事業戦略である「ビジネスモデル変革の戦略ストーリー」もアップデートするとともに、新たに、「沿線まちづくりの推進と深化」、「まちづくりソリューションの域外展開」そして「産業サポート分野の事業拡大」からなる「成長機会獲得の戦略ストーリー」を事業戦略に加えました。これらに沿った2026年度からの3年間のアクションプランを取りまとめたものが第17次中期経営計画であり、人とノウハウとブランド力を結集して計画を完遂し、新たな成長ステージを切り拓いてまいります。


当社グループは、地域社会や人々が抱える様々な課題を自分事として受け止め、ステークホルダーと共創しながら解決を図り、居心地のよい幸福感あふれる社会を創るべく、これからも挑戦を続けてまいりますので、引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

西日本鉄道株式会社
代表取締役社長執行役員
林田 浩一