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自動車事業

鉄道事業|自動車事業|不動産賃貸業不動産分譲業
国際物流事業レジャー・サービス業流通業その他の事業

※原則として平成20年度末現在のデータを掲載しています。

乗合バス事業

西鉄バスグループの乗合バス事業は、地域の生活を支える足として重要な役割を担う一般路線バスと、九州各県を中心に都市間をダイレクトに結ぶ高速バスに分類されます。乗合車両数は合計3,000台を超え、年間で約2億8,495万人(1日あたり78万1千人)のお客さまにご利用いただいています。
サービス面では、『エコルカード』、『グランドパス65』、『ひるパス』などの各種フリー定期券や、『SUNQパス』の展開を行っているほか、携帯電話やパソコンへのバス現在位置情報提供サービス『にしてつバスナビ』は、福岡県内路線のほぼ全域をカバーしており、日本で最大規模のバス位置の情報提供を行うなど、IT技術を活用したお客さまへのサービスにも積極的に取り組んでいます。
安全への取り組みとしては、従来より取り組んできた『完全輸送運動』の推進、『ヒヤリ・ハット情報』の共有化等を行うとともに、『デジタルタコグラフ』や『ドライブレコーダー』の導入等、ハード面での取り組みも進めています。
また、ハイブリッドノンステップバスや排気ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)を削減できる『尿素SCRシステム』搭載のバスを導入するなど、環境問題にも積極的に取り組んでいます。
乗合バスの輸送人員は、昭和39年度の年間約5億2,100万人をピークに、モータリゼーションの進展や他交通機関との競争激化、情報通信網の発達により年々減少を続けていましたが、様々な営業施設を打ち出すことで平成12年度には20年ぶりに増加に転じ、その後ほぼ横ばいに推移しています。
西鉄バスでは、昨年、100周年記念事業として約30年ぶりの路線バスのデザインやシティループバス『ぐりーん』の運行開始等を行いました。今後も新商品の開発やIT技術を活用したサービスの提供により、地域と調和し、お客さまに選んでいただけるバスづくりに取り組んでいきます。

乗合バス事業の概要

形式 車両数
(台)
輸送人員
(万人)
輸送収入
(百万円)
実車走行キロ
(万キロ)
西 鉄 2,047 19,463 36,194 11,195
グループ会社※ 1,042 9,032 14,929 5,364
西鉄バスグループ合計 3,089 28,495 51,123 16,559
  • ※グループ会社は西鉄高速バス(株)、西鉄観光バス(株)、西鉄バス北九州(株)、西鉄バス佐賀(株)、西鉄バス久留米(株)、西鉄バス筑豊(株)、西鉄バス宗像(株)、西鉄バス二日市(株)、西鉄バス大牟田(株)、日田バス(株)、亀の井バス(株)の合計11社
  • ※リース車両648台はグループ会社に含む

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一般路線バス

ロゴ:にしてつバス エコルカード

エコルカード

福岡都市圏(9市3郡)の西鉄グループ一般路線バス全線が乗り放題※1になる、フリー学生定期券です。平成21年7月現在の保有者は31,858人です。


発売券種 大人券(高校生以上) 小人券(中学生以下)
1ヶ月券 3ヶ月券 1ヶ月券 3ヶ月券
価格 7,000円 20,000円 3,500円 10,000円

イラスト:グランドパス65

グランドパス65

65歳以上の高齢者のお客さまを対象とした、西鉄グループ一般路線バス全線が乗り放題になり、さらに高速・特急バス21路線の料金が半額となる機能が付加されたフリー定期券です。平成21年7月現在の保有者は62,273人です。


発売券種 1ヶ月券 3ヶ月券 6ヶ月券 1年券
価格 6,000円 13,000円 23,000円 42,000円

筑豊エコルカード

筑豊エコルカード

65歳以上の高齢者のお客さまを対象とした、西鉄グループ一般路線バス全線が乗り放題になり、さらに高速・特急バス21路線の料金が半額となる機能が付加されたフリー定期券です。平成21年7月現在の保有者は62,273人です。


発売券種 1ヶ月券 3ヶ月券
価格 6,000円 15,000円

イラスト:にしてつバス ひるパス

ひるパス

10:00~17:00の時間限定で、福岡都市圏(9市3郡)の西鉄グループ一般路線バス全線が乗り放題になるフリー定期券です。平成21年7月現在の保有者は3,516人です。


発売券種 1ヶ月券 3ヶ月券
価格 6,000円 15,000円
にしてつバスナビ

『にしてつバスナビ』は、GPSを利用し、路線バスの現在位置情報や到着予定時刻、バス接近案内などをお客さまのパソコンや携帯電話へ提供するサービスです。1日あたり約295,000件(平成21年7月平均)のアクセスをいただいています。
平成16年10月に福岡都市圏8路線で試行を開始して以来、平成18年4月までに福岡都市圏全路線、そして平成20年4月までには福岡県のほぼ全路線で情報提供を行っています。
また、平成20年11月からは、(株)テレビ西日本との共同開発で、地上デジタル放送を活用したバスナビゲーションサービス(バスナビTV)を開始しました。1日当り、約200件(平成21年7月現在)のアクセスをいただいています。

外国語案内

天神バスセンターや天神・博多駅地区の主要のバス停では、日本語の他に英語・韓国語・中国語の4ヵ国語表記の案内板を設置しています。平成20年9月に運行を開始したシティループバス「ぐりーん」のバス停では、日本語・英語・韓国語の3ヵ国語表記を行っています。
  また、福岡都心部を運行する100円循環バスなど、外国のお客さまのご利用が多い路線では日本語・英語・韓国語の3ヵ国語で車内音声案内を行っています。

行先案内表示の統一

福岡地区の一般路線バスでは、行き先案内表示のLED化を進め、ほぼ全車両への導入が完了したことから、より柔軟な案内表示が可能になりました。
 福岡県外や外国からのお客さまが多くご利用になる天神地区や博多駅を中心に、主要バス停から各方面に向かう行先番号を統一する取り組みを実施しています。平成21年3月にも新たな福岡タワー方面などへの番号を統一しました。

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高速バス

サイト写真:楽バス

楽バス

平成17年3月より、「オール九州・高速バス予約システム『楽バス』」を導入しています。
『楽バス』は、当社をはじめとする九州の高速バス14事業者で構成する「九州高速バス予約システム運営委員会」が導入しており、加盟事業者の乗車券の予約・購入が全ての窓口でできるほか、高速バス同士の乗り継ぎも可能になりました。また、パソコンや携帯電話からの乗車券の予約および全国約2万店のコンビニエンスストアでの受取も可能です。
楽ナビホームページ(http://www.rakubus.jp/)


「高速基山」バス停での乗継促進

九州縦貫道・横断道の交点に近い高速基山PA内の「高速基山」バス停を、高速バスの乗継拠点として整備する会社実験に参加しました。これにより高速基山バス停1日の停車便数は、238.5往復から478.5往復(平成19年7月1日当時)へと倍増し、利便性が飛躍的に高まりました。合わせて乗継運賃を設定し、運賃の面からも乗継を促進しています。また、パーキングエリア内の休憩所に「高速バス運行情報表示板」や「時刻表」を設置し、乗り換え待ち時間は、既存施設を活用できるように整備しています。
 また、「高速基山バス停」では平成21年2月に高速バス利用者用の「パーク&ライド駐車場」を整備し、乗り継ぎポイントとしてだけではなく、バス停周辺にお住まいのお客さまの通勤・通学等への利用促進も図っています。


写真:SUNQパス

SUNQパス

当社を含む九州内の51事業者および山口県下関市のサンデン交通(株)から構成される「SUNQパス運営委員会」では、九州島内と山口県下関市の高速バス・路線バスと海上4航路が乗り放題となる「SUNQパス」を発売しています。本券は、通用期間、対象エリア別に3種類あり、お客さまの多様なニーズにお答えします。
また、近年増加している韓国・台湾からの観光客向けに、海外での発売を行っているほか、SUNQパスホームページ上でのWEB決済(乗車券は宅配便で配送)の導入、SUNQパスガイドブック(日・韓・中3ヶ国語対応)の配布など、お客さまの利便性向上を図っています。
さらに、平成21年7月からは、全国の提携コンビニエンスストアでの「SUNQパス引換券」の販売も開始しました。


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観光バス事業

写真:観光バス

観光バス事業は、西鉄グループにおける観光バス専業会社である西鉄観光バス(株)を主体として、県内4営業所、また東京・名古屋・大阪に案内所を配置しています。地域に密着した事業を展開するとともに県外からの顧客獲得を積極的に推進しています。  また、多様化したニーズに迅速に対応するために経営の効率化と営業力の強化を図っています。観光バス事業として経営環境の変化に左右されない事業体質の構築を目指します。


安全への取り組み

写真:ドライブレコーダー

ドライブレコーダー

事故や急ブレーキの衝撃等に反応し、その前後数十秒の走行状況や映像、音声を自動的に記録できる『ドライブレコーダー』を導入しています。事故原因の分析や検証に役立てるだけではなく、記録された事故及びヒヤリハット情報を、デジタルタコグラフと併用し、乗務員教育に活用しています。


写真:デジタルタコグラフ

デジタルタコグラフ

西鉄グループの全車両に『デジタルタコグラフ』を導入しました。『デジタルタコグラフ』は、燃料節約運転基本パターン、最高速度、エンジン回転数などを取り入れた、当社独自で設定した運転基本に基づき、運転に関するデータを解析・評価するもので、乗務員へのより適切な指導が可能となるだけでなく、安全運転やエコドライブへの意識向上に非常に役立っています。


写真:自動車教習所

自動車教習所

大野城市にある自動車教習所は、交通従業員としての職務の自覚、技量の練磨と向上に努めています。また、お客さま第一の接客対応を身に付け、「あんしん」・「かいてき」・「ときめき」のサービスを提供し、「私の顔が会社の顔です」という誇りと責任を持って行動できる人材の養成を目指しています。
教習所内には、安全運転推進車やドライビングシミュレーター、スリップ体験コースなど、さまざまな先進設備があり、事故防止や運転技術の向上などに大きな役割を果たしています。


運輸安全マネジメントの導入

平成18年10月より、自動車運送事業関係の法律が一部改正され、運輸安全マネジネントが導入れさました。この改正法の施行により、事業経営者の安全確保義務が明確にされ、安全管理規定の作成と安全統括管理者の責任者の選任が義務付けられました。
当社においても、安全管理規定を作成・届出するとともに、安全統括管理者に自動車事業本部部長を選任しています。さらに、安全マネジメント体制の構築へ向けて、PDCAサイクルを活用した事故防止、ヒヤリハット・事故の芽情報の共有化、事例研究会・検討会の開催により、プロドライバー宣言の遵守、デジタルタコグラフの有効活用等を徹底しています。


完全輸送運動

 昭和30年代後半より急速な発展を遂げてきたバス事業は、昭和40年代に入ると事故が多発する状況が続いていました。  事故原因を追究し、事故防止を訴え、指導の強化と安全の管理を科学的に行う従来のやり方だけでは不十分だと感じ、様々な検討を重ねた結果、「自主運動であること」・「集団意思決定法を使うこと」・「グループ活動を基本とすること」、の3つを柱にした完全輸送運動が昭和44年に発足しました。  しかし、長い期間が経過し、運動が形骸化・マンネリ化した名ばかりのものになっていたため、平成19年度より完全輸送運動の再構築を図っています。平成21年4月には、完全輸送運動の更なる発展と無事故を目指す『完全輸送運動40周年記念大会』を実施しました。


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環境への取り組み

昭和33年からのアイドリングストップ導入やエコドライブの実践を行うだけでなく、平成15年には「環境管理委員会」を設置し組織的な活動を行うことで、燃料節約や環境保護に努めています。
平成16年からは、「乗務指導」や「安全安心コンテスト」に燃料節約運転を加え、環境にやさしい運転操作の励行に勤め、平成19年度からは、デジタルタコグラフを利用した、更なるエコドライブの実践と管理(評価)を行っています。
なお、デジタルタコグラフの評価基準は必要に応じて見直しており、現在は、エンジンカットの回数から質(30秒以上の停車中に25秒以上のエンジンカット回数)へ評価基準を変更しています。  また、ハイフリッドバスや低公害車、最新規制適合車等、環境にやさしいバスの導入を進めるとともに、バイオディーゼル燃料を使用したテストを自動車教習所で行うなど、深刻化する環境問題に積極的に取り組んでいます。

写真:グリーン経営認証取得

グリーン経営認証取得

グリーン経営認証とは、交通エコロジー・モビリティ財団が推進している環境保全活動規格で、平成16年よりバス事業者向けの認証制度が開始されています。この制度で定められたマニュアルに基づき、一定のレベル以上の取り組みを行っている事業者に対して、審査のうえ認証。登録が行われます。また、認証は2年更新で、1年経過時に取り組みに対する審査があります。


車両の改善

人に、地球にやさしいバス

写真:低床式バス

<低床式バス>

低床式バスの開発・導入に全力をあげて取り組んでいます。
平成4年、軌道北九州線・砂津~黒崎駅前間廃止に伴う代替バス運行開始にあわせて、新型の低床式バスを導入しました。その後もさらなる開発、改良を進めてきましたが、平成12年施行の交通バリアフリー法を受けて、現在西鉄グループで新造する一般路線バスは、すべて「低床・車いす用スロープ付き」となっています。

低床式バスの概要(平成20年度新造車)
車種 長さ 高さ 乗車定員 床高さ ステップ数 スロープ
大型 10,790mm 2,490mm 3,130mm 74人 530mm 1 あり
中型 8,990mm 2,300mm 3,070mm 55人 540mm 1 あり
  • ※交通バリアフリー法における低床バス基準は床高さ650mm以下

写真:CNG(圧縮天然ガス)ノンステップバス

ハイブリッドノンステップバス

平成21年2月に、ディーゼルエンジンとモーター(電動機)を組み合わせたハイブリッドシステムを採用した『ハイブリッドノンステップバス』2台を福岡市内路線に導入しました。
 ハイブリッドバスは、減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーに変換して屋根上のバッテリーに蓄え、発進・加速時にはエンジンをアシストするモーターが作用することで、高出力と低燃費を両立しています。
 また、クリーンディーゼル技術により「平成17年(新長期)排ガス規制」の規制値に対し、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を10%低減することができ、国土交通省低排出ガス車認定制度の「低排出ガス重量車」の適合を受けるなど、低公害にも寄与しています。
 さらに、車体構造についても、乗降口のノンステップ化や高齢者・視覚障害者の方々にも見やすい手すり・段差等の配色など、お客さまが安全・快適にご利用いただける仕様になっています。


写真:『尿素SCRシステム搭載車』

『尿素SCRシステム搭載車』

平成17年より、高速バスと路線バスには『尿素SCRシステム』を搭載した車両を中心に導入を進めています。『尿素SCRシステム』とは、超高圧燃料噴射装置によりエンジンの燃焼効率を高めることで、排ガス中のPM濃度を低減し、尿素による化学反応でNOxの発生を抑制するシステムで、システム搭載車は、新長期規制に適合しています。平成20年度に導入した車両の117台はこのシステムを搭載しています。


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