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見えないものが見えてくる!? 古地図は自分の街を知るための道具。 |
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―記録資料をデジタル化するプロジェクトは、どういう目的で始まったのですか?
―アーカイブをつくるにあたってご苦労があったのでは? 「実は、これほど大きな地図を微細に表示できるような高画質でデジタル化するのはとても難しく、費用もかかるんです。本などにも古地図や絵図が載っていますが、全体像はわかっても、そこに書き込まれた細かな文字まで読み取ることは難しいですよね。ところが先ほどの地図のように細部に文字が書かれているような場合、その文字まできちんと読み取れないと資料としての意味がありません。ですから拡大すると細部までしっかり見えるような技術を開発したのです。とにかく費用がかかるので、現段階ではデジタル化できたのは資料のごく一部。今後も少しずつアーカイブを増やしていきたいと思っています」 ―現代に生きる私たちは、古地図を見ることでどんなことがわかるのでしょうか。 「現代の街並を見ているだけではわからないこと、見えないことが見えてきます。自分の立っている場所の過去がわかるのです。昔はこんな道筋になっていて、こんな場所にこんなものがあった…ということがわかる。そんな風に自分の街を知ることには大きな意味があると思います。私は古地図を片手に街歩きをすることをおすすめしています。例えば天神・大名には掘割があったのですが、今では埋め立てられて、その上に市役所やイムズなどが立っています。こうしたことを知って、昔を考えながら、その場所を歩くのは楽しいことだと思います」 ―古地図から見える福岡は、どんな街だと言えますか。 「今の福岡は九州一の都市として栄えていますが、江戸時代はそれほどでもありません。それよりもっと以前の中世の方が貿易で栄えていた。つまり大陸との交流ができないようになると廃れてしまう街なんです。明治時代になって日本が大陸進出をめざすようになると、再び福岡が九州の中心となって息を吹き返しました。朝鮮半島をはじめとしたアジア各地と結びつく都市は福岡しかありません。歴史も伝統もある福岡は、これからの時代ますます栄えると思います」 |
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