ランタンを通じた地域文化の交流。福岡にはぜひ夜に楽しめる祭りを。

 
―飾り山以外にも九州各地で活動しているそうですね。

「ランタンはすべてが手作業で、題材を選ばないので、常に新しいものにチャレンジするようにしています。2年前には柳川の『さげもんめぐり』に参加しましたし、3年前には太宰府天満宮の楼門を飾るランタンをつくりました。毎年10月に1ヶ月ほど飾られるのですが、由緒ある天満宮から依頼があったときは驚きました。大きなランタンは運ぶのが難しいので、現地に作業場を設けて作品制作をすることも多いですね」

―作品をつくるだけではなく、ワークショップ形式の活動もあるとか。
子どもたちが描いたランタンに火が灯る時、その美しさと、想像以上の出来映えに、眼をキラキラ輝かせて喜ぶという。

「地域おこしの一環としてワークショップを取り入れた活動を行っています。日田の筑後川フェスティバルでは、地域の子どもたちと一緒に2mほどのランタンをつくりました。また現地に来られない子どもたちも参加できるよう、地域の子どもたちに金魚のランタンを1つずつつくってもらい、商店街などに飾りました。自分たちのランタンが飾られると、家族や友人など、みんなが見に来るんです。そうした参加の場やチャンスを与えることはとても大切で、これも含めてすべてが祭りだと思うんです。考え方は青森の立佞武多を復元したときとまったく同じで、協働することで地域の新しい可能性が見えてきます。北九州市内の学校では2年間ワークショップを行ない、延べ1500人の子どもたちが参加しました」

―三上さんの活動は、地域とも深く関わっているのですね。

「私はもともと芸術家ではありません。これまでの経験から見つけたこと、面白いと思ったことを実践しています。そのひとつが、地域に入り込んでの作品づくりです。一緒に何かをつくることで次の新しいものが見えてきます。私からランタンづくりを学んだら、あとは自由にオリジナルをつくってもらえればいい。私がいなくても充分やっていけます。まだまだ九州でも行っていない地域があるので、いろんな地域に行ってお手伝いできるといいと思っています。私は、いわば地域文化の交流の場をつくるために活動しているわけで、それは海外でも変わりません。今年1月には中国・南京でもワークショップによる作品づくりを行いました。今後もさまざまな地域と文化交流ができたらいいと思っています」

―最後に、福岡に対する印象をお聞きしたいのですが。

「福岡には人を歓迎し、受け入れる土壌があります。それに何でもやることが早くて行動力がある。由緒ある山笠や太宰府天満宮で作品制作ができるのも、そうした風土のおかげだと思います。できれば福岡にも、夜の祭りが増えるといいですね。せっかく川が近くにあるのですから、川にランタンの船を浮かべるとか、そういう楽しい夜の祭りが実現できたら、素敵ですよね」
 

【インタビューを終えて】
ワークショップでは子どもたちに好きなものを自由につくらせるという三上さん。「同じものをつくらせると、どうしても上手い子と下手な子が出てきます。でも自分の好きなものなら、それぞれに個性があって全員を褒めることができる。ランタンができあがると、皆キラキラ目を輝かせて喜んでくれます」

 
三上氏の作品を鑑賞できるグルメスポット紹介
   

■九州の旬 博多廊
福岡市中央区大名1-1-38
サウスサイドテラス5階
092-687-5656
11:00〜15:00/17:00〜23:00
なし
★天神コア前(7)より200、201、204番他にて「今泉一丁目」バス停下車(約4分、100円)、徒歩2分

■鮨 しゅ藤
福岡市博多区綱場町5-9
092-272-1324
11:30〜14:30/17:00〜2:00
日曜
★天神バスセンター前より1、100番他にて「土居町」バス停下車(約6分、100円)、徒歩1分

■中華海鮮 威海(ウェイハイ)
福岡市中央区舞鶴1-1-22
ファミリーまいづる2階
092-771-1961
11:30〜14:00/17:30〜OS22:30
日曜(祝日の場合は翌日)
★天神郵便局前(16)より 西公園行きにて「舞鶴一丁目」バス停下車(約3分、100円)、徒歩1分
■囲炉裏ダイニング菜のはな
朝倉市杷木志波20
くつろぎの宿 泰泉閣1階
0946-62-1140
11:00〜OS13:30
水曜
★天神バスセンターより
高速バス「ひた号」に乗車、「杷木」バス停下車(約60分 1,300円)。杷木より40、41番にて「上原鶴サンライズ前」バス停下車(約5分、180円)、徒歩10分
 
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