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福岡市を子どもにやさしいまちに。遊びを通じて大人も変化していく。 |
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| ―先生の研究室では具体的にどのような活動を? 「各地で子どもの居場所づくりを行っていますが、九大箱崎キャンパス近くにも学生が運営する『きんしゃいきゃんぱす』という場所があります。商店街の一角の空き店舗を借りて、子どもたちが自由に立ち寄れるよう平日の放課後2〜3時間を開放し、その間は必ず学生スタッフが常駐しています。子どもの居場所は一時的なイベントではなく、毎日フラッと立ち寄れることが大事なんです。実は、これの原型となったのが箱崎キャンパス内にある学生が運営するカフェ。学生たち、とりわけ留学生の間から、大学キャンパス内に居場所がほしいという声が上がり、私の研究室にいた留学生を中心にカフェをつくりました。このとき学んだ大学の規則への対応や、周囲への理解を得る活動などは、その後の子どもの遊び場づくりにも役立っていますね」 ―どちらも学生はボランティアなんですか? 「そうです。例えばカフェには約50人の学生が登録していて、自分たちでシフトを考えて運営しています。不思議なものでこれが強制されたり、仕事になるとダメなんですね。カフェは先生たちも利用するので学生がいなくなる夏休みなどはとても困る。そこで一時期バイト代を出してスタッフを雇ってみたのですが、うまくいきませんでした。カフェがいい場所だから自然と人が集まってくる。そこで働くことが面白そう、かっこいいと感じて、自分も参加したいと思うようになる。そうした遊び心が大切なのだと思います」 ―ほかにはどんな活動を? 「九大では2005年から『子どもプロジェクト』という活動の中で『絵本カーニバル』というイベントを定期的に開催しています。また筑後地域で行われる体験学習プログラム『筑後チルドレンズ・キャンパス』のお手伝いもしています。さらに福岡市のNPOと一緒に、市内各所でプレーパークを開催する試みを行っています。今の児童公園には禁止事項が多くて子どもたちが自由に遊べません。だから公園で子どもたちは遊ばなくなる。プレーパークは大人が見守る中で、子どもたちが自由に遊べる公園です。火を焚いてもいいし、心ゆくまでボール遊びをしていい。いずれは常設のプレーパークを市内のあちこちに設置して、福岡市を子どもにやさしいまちにしたいと思います」 ―そのためには大人が活動する必要がありますね。 「子どもの問題は地域づくりと強く結びついていて、大人が関心を持って活動しないと何もできません。そして、やってみると大人にとっても魅力的な活動になるんです。子どもの遊びを通じて大人自身が変化したり、生活に遊びの場があった方が豊かなのだと気づくことができる。さらに仲間と活動することで地域コミュニティを取り戻すことができます。子どもの居場所づくりは、大人自身の生活の再生にほかならないのです」 |
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