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| 築地市場は焼く480種の水産物と約360種の青果物が集まる世界でも指折りの巨大市場。場内には良質の鮮魚や海産物を扱う水産物の仲卸店舗が830軒もある。年始の営業は初競りが行われる1月5日から。 | |||||||||||||||
| 文/のかたあきこ Text:Akiko Nokata 撮影/大嶋一浩 Photo:Kazuhiro Oshima 絵/浜竹睦子 Illustration:Mutsuko Hamatake |
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築地には1日に約3000本ものマグロが入荷し、良質な築地のマグロは高値がつくと言われる。平成13年の初競り(初荷)では、1本(202kg)2020万円の本マグロも登場したという。 数年前まではプロの聖域だった築地にも、今では一般客もたくさん訪れる。そうは言っても江戸っ子気質の職人達は築地市場70年のプライドにかけて手を抜くことをしない。「本物以外は扱わない。儲けは二の次でも素材のこだわりは譲れない」のである。そのため築地には名店が多く、お客は長い行列をつくる。場内には鮨、海鮮丼、魚料理の店はもちろん、洋食や中華、イタリアンもあり、牛丼の吉野家1号店も健在だ。 また市場周辺の場外市場にも鮮魚や海産物、青果、玉子焼き店、料理道具店など、食の専門店が400軒以上集まっている。場内同様、食に関する物なら何でも手に入る。分からないことは店の人に訊ねてみるといい。一見ぶっきらぼうでも、江戸の仕事人は優しくて世話好き。築地は都会のど真ん中にあって下町人情が残る街なのだ。 そしてもう一つ、都会のオアシスと言える場所が、築地市場に隣接している浜離宮恩賜庭園。江戸時代を代表する徳川将軍家の庭園で、四季の花、海水を引き入れた水辺の風景などが安らぎを与えてくれる。園内には水上バスの発着所もあり、隅田川クルーズを楽しみながら浅草やお台場にも行ける。 お台場方面はゆりかもめ舞う東京湾の風景。海を渡り世界から東京へ、そして築地へと、人とモノが集まる。世界中の街がこの築地と海で繋がっている。そんなことをぼんやり考えながら、刺激も安らぎも併せ持つ東京の懐の深さを築地めぐりで味わうことができる。 |
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