旨い店にはふと人の足を留める力がある。いつも車窓から見ていたあの店、この店。
今日は足を伸ばして、途中下車してそんな店に出かけてみよう。
文/葉山巧・新原尚美・松崎由佳
撮影/今村成明・草野清一郎・横山隆俊・山縣史典
 

ひな栗1箱1050円(9個入り)
福岡市 六本松三丁目バス停 徒歩3分
住所
福岡市中央区谷1-12-36
(木香庵内)

TEL
092-712-1272
営業
時間
12:00〜19:00(土・日曜10:00〜)
定休日
なし
駐車場
3台
玉響のような和菓子が秋を届ける
大牟田市に本店を構えるこの店。東京・京都で修業を積んだ御主人が、毎朝大牟田でこしらえた和菓子を、ここ六本松の支店へと届ける。熊本の契約農家で生産された栗を、半生状態にして裏ごし、それをひと口サイズに丸めた「ひな栗」は、この時期ならでは。店頭には11月まで並ぶ予定。
◇栗きんとん300円、銅鑼焼147円、胡桃餅136円、じょうよ饅頭157円
 

こぼれ花、萩きんとん各180円
福岡市 平尾バス停 徒歩3分
住所
福岡市中央区平尾2-14-21
TEL
092-531-4250
営業
時間
9:00〜20:00
定休日
日曜
駐車場
なし
素材がシンプルだからこそ奥深い味を表現
ショーケースに並ぶのは京都で修業を積んだ御主人が手がける干菓子と主菓子。月ごとに替わる上生菓子は6?7種類、干菓子は10種類が季節ごとに登場する。小豆の粒餡を包んだ「萩きんとん」と、手芒豆の白餡を若芽のような美しい緑色のういろうでくるんだ「こぼれ花」は、秋ならではの菓子。
◇好いとポテト150円、上生菓子180円〜
 

金印210円
福岡市 春吉バス停 徒歩6分
住所
福岡市中央区春吉2-7-20
TEL
092-761-0278
営業
時間
10:00〜20:00
定休日
日曜
駐車場
なし
老舗和菓子店の代表作のひとつ
昭和30年代から愛されている本品の意匠案は、もちろん志賀島で発見された国宝の金印。刻み栗入りの白あんを、卵黄の風味が広がるしっとりとした食感の桃山生地で包んでいる。実物の金印が展示される九州国立博物館の特別展(10月16日〜11月27日)を記念し、ぜひご紹介しておきたい。
◇福うめ最中126円、羊羹各種1,260円、季節の上生菓子241円
 

菊・コスモス各190円
北九州市 荒生田公園下バス停 すぐ
住所
北九州市八幡東区荒生田1-4-7
TEL
093-651-2442
営業
時間
9:00〜18:00
定休日
日曜
駐車場
なし
職人が厳選素材で作る秋の定番
創業70年以上の老舗。店頭を飾るのは、大納言小豆などの吟味された素材を使い、熟練した職人が季節ごとのモチーフを投影した手作り和菓子だ。秋には例年6〜8種類が作られており、芋を素材に加えた「菊」や、ういろうで作る優しい甘さの「コスモス」などはとくに愛らしい。名物のカステラもおすすめ。
◇カステラ600円、若あゆ536円(5個)、丸ボーロ1,502円(20枚)
 

照葉、実り(松茸・柿)各90円
直方市 直方バスセンターバス停 徒歩5分
住所
直方市古町10-3
TEL
0949-23-0034
営業
時間
7:00〜19:00
定休日
不定
駐車場
なし
目にも楽しい「秋の味覚」をどうぞ
「抹茶に合う甘さ」を意識して作られる秋の和菓子は10種類以上。紅葉や栗・松茸といった、季節感と工夫を込めた品々は思わず頬が緩む楽しい仕上がり。年ごとの気温に応じて味を調整する配慮もほどこされており、そのためか、練り物特有のねっとり感は抑えめ。さっぱりした後口が印象的だ。
◇甘酒まんじゅう80円、豆大福100円、くり大福120円
 

上生菓子 各200円
(写真は一例)
久留米市 西鉄久留米駅バス停 徒歩2分
住所
久留米市天神町68-3
TEL
0942-32-6012
営業
時間
8:30〜19:00(日祝日は〜18:00)
定休日
不定
駐車場
なし
ご主人の感覚が光る創作菓子
"季節の移ろいを表現したい"と毎月テーマを変えて作られる上生菓子。その時々の客の要望やご主人・江頭昭一さんの感性によってアレンジが加わるので、毎回オリジナリティの高いものとなり、飽きさせない。写真は色づく秋を表現した「秋の野」と萩の花をイメージした「萩」。上生菓子は3日前まで要予約。
◇塩屋の娘105円、高良山525円(5個入り)、チーズ饅頭80円