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| 大河ドラマ・新撰組の放映で、新撰組ゆかりの寺社を中心に賑わう京都。 春の桜や夏の祇園祭もいいが、京都は秋に尽きる。 清水寺から眺める夕焼け、東福寺や東本願寺の見事な紅葉に、京の台所・錦市場を賑わす旬の味覚。 魅力満点の京都の秋は、何度でも訪れる価値がある。 |
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| 文/藤奥茉莉江 Text:Marie Fujioku 撮影/内藤貞保 Photo:Sadaho Naito 絵/浜竹睦子 Illustration:Mutsuko Hamatake |
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京都の秋は、京都三大祭の一つである時代祭を軸に展開する。10月22日に行なわれるこの祭の前はいわば秋の序章であり、東山界隈の寺社から眺める夕焼けがひときわ美しい時期だ。清水寺を中心とした有名な寺社は、市内を一望できる高台に建っているため、夕方ともなれば街全体がオレンジ色に染まってゆく様子をじっくりと目にすることができる。またこの時期には、丹波栗や松茸、梨に柿など収穫されたばかりの秋の味覚が市内にやって来る。「京の台所」錦市場は、旬の素材を求める人々で連日の賑わいを見せる。
本題に話を戻そう。時代祭は、桓武天皇の車駕が新都にはいったとされる794年10月22日を祝って、明治28年より毎年行なわれている秋の恒例行事だ。正午に「ピーヒャラ、チャッ、チャッ」と鼓笛隊の威勢良い音で始まり、延暦時代から明治時代まで、当時の装束を身にまとった人々が時代ごとに列をなす。時代祭が終われば、盆地の京都を囲む山々は赤や黄色に色づき始め、いよいよこのシーズンのクライマックスが近づいてくる。期間限定で行なわれる寺社の夜間ライトアップへもぜひ訪れたいところだ。 10月22日の正午、京都御所建礼門前を出発し、烏丸通、御池通、河原町通、三条通から平安神宮まで4.5キロに及ぶ道のりを、2000人もの行列がそぞろ歩く「時代祭」。京都御苑(正午頃)、御池通(午後1時頃)、平安神宮道(午後2時20分頃)に到着予定。中でもスタート地点の京都御苑が一番の観覧スポットだ。 [京都御苑] 京都市上京区京都御苑 有料観覧席券:2,000円(全席指定・パンフレット付) 問い合わせ:京都市観光案内所 075-343-6655 |
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秋深まる京都には、秋の味覚がたくさんある。この時期、是非のぞいて欲しいのが、京の台所として名高い錦市場。観光スポットとしてあまりに多く取り上げられてきたため、「もう知っている」と思われがちだが、ちょっと待ってほしい。最近の「錦」はこれまでとは一味、いや二味も違うことになっているのだ。今までのように、ただ「買って帰る」だけの買い物どころとしての楽しみ方だけではなく、「買ったその場で楽しめる」ご飯どころが今の錦市場。老舗店が続々と店舗内の空きスペースを活用し、店の食材を使った料理を提供する、というのが最近の新しい展開なのだ。例えば、元々うなぎの蒲焼きを売っていた川魚専門店が、作りたての「うなぎご膳」を食べられるようにしたり、料亭御用達の米屋が炊き立てのご飯を使ったおにぎりを出してくれたり…と、店頭で売られている品を鮮度抜群のままその場で食べられるうれしいサービスだ。 しかしそれだけでは終わらない。もっと手軽に楽しめるテイクアウト商品もあちこちで登場している。果物屋が旬のフルーツを使ったフレッシュジュースを作ったり、豆腐屋が豆乳ドーナツを作ったり、ユニークな素材のソフトクリームがあったりと、地元の買い物客も大喜びのサービスが生まれている。 錦市場は今、買い物を楽しみながらあっちでパクパク、こっちでモグモグできるグルメテーマパークに大変身しているのだ。今回はそんな錦市場のおいしい最新事情をご紹介!旬の素材をできたてホヤホヤのうちに召し上がれ。 東山界隈で最も高台に建つ清水寺。清水の舞台から眺める夕暮れは抜群に美しく、険しい坂を登ってでも行く価値がある。 |
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