旨い店にはふと人の足を留める力がある。いつも車窓から見ていたあの店、この店。
今日は足を伸ばして、途中下車してそんな店に出かけてみよう。
文/中野智恵・葉山 巧・松崎由佳
撮影/今村成明・草野清一郎・藤 大輔
 

山路の菊263円、くるみっこ158円
福岡市 赤坂二丁目バス停 徒歩5分
住所
福岡市中央区赤坂3-1-21
TEL
092-731-5100
営業
時間
9:00〜19:00、祝日〜17:00
定休日
日曜定休
駐車場
P2台
ショーケースの中に広がる小さな四季
店頭に常時7〜8種類並んでいるのは四季が凝縮された創作和菓子。いずれも上品で華があり、目にした人の心を豊かにしてくれるかのよう。「山路の菊」は滑らかなこしあんを、山芋を加えた薯蕷煉(じょうよね)りきりで包んだもので、すっきりとした後味が特徴。また、国産のくるみを白あんで包んだ「くるみっこ」は年間を通した人気商品だ
◇梅もなか126円、上生菓子263円、本煉羊羹1260円
 

太閤道ようかん・いしだたみ
(小豆・抹茶の2本組)1,200円
福岡市 荒江四角バス停 すぐ
住所
福岡市城南区荒江1-26-6
TEL
092-847-7660
(または茶山店/092-841-3065)
営業
時間
10:00〜19:00
(祝日〜17:00/売切次第閉店)
定休日
日曜定休
駐車場
なし
昔ながらの製法で生まれる“懐かし味”
和三盆糖とは徳島で、しかも特定の時期にしか作られない高級砂糖。昔ながらの製法でじっくり手練りした羊羹に、これをふんだんにまぶしたものが本品だ。時間が経つほどに糖化して固くなるが、そんな王道の歯ごたえを懐かしむ人々がひっきりなしに訪れ、営業途中で完売することも珍しくない。
◇切り羊羹・小豆700円、切り羊羹・抹茶800円、太閤道ようかん(450g×2本)3,500円
 

プリン風カスタード大福126円
芋ようかん84円
福岡市 五郎丸天神バス停 徒歩1分
住所
筑紫郡那珂川町五郎丸2-5
TEL
092-952-6928
営業
時間
9:00〜19:00
定休日
月曜定休
駐車場
2台
訪れる人が後を絶たない自慢の大福
ショーケースにずらりと並ぶ真っ白肌の大福。一番人気のプリン風カスタード大福は、生クリームとカスタードを合わせたクリームとカラメルを生地に包んだもの。口の中で三位一体となって溶けていく感覚がたまらない。また、9月から登場した芋ようかんも芋の自然な甘さが広がる逸品だ。
◇とどろきの丘105円、茶の香105円、小倉饅頭105円
 

一つ栗210円、ぎおん太鼓105円
北九州市 小倉駅前バス停 徒歩3分
住所
北九州市小倉北区魚町1-3-11
TEL
093-521-0753
営業
時間
9:00〜21:00
(喫茶11:00〜OS20:45)
定休日
無休
駐車場
なし
栗が丸ごと1個入った饅頭で、秋気分を満喫
小倉の誇る老舗和菓子店では、渋皮付きの栗の甘露煮がまるまる1個入った「一つ栗」が味わえる。外側には一番人気の「栗饅頭」と同じ皮を使っているが、ダイレクトな栗のうまさを楽しむならこちら。バターの香るパイ生地に包まれた、上品な甘みのこし餡が秀逸な「ぎおん太鼓」も人気が高い
◇栗饅頭95円、楽々(もなか)116円、丸ぼうろ63円
 

与次兵衛105円、渦潮126円
北九州市 鎮西橋バス停 徒歩1分
住所
北九州市門司区東本町1-1-22
TEL
093-321-0598
営業
時間
9:00〜18:30
定休日
日曜定休
駐車場
なし
<洋>の風味と<和>の甘みが優しく溶けあう
<洋>の風味と<和>の甘みが優しく溶けあう
「与次兵衛」は先代が生み出した名物和菓子。小麦粉やバターをそぼろ状に焼いた衣の、歯がゆっくり沈みこむソフトな食感と、クッキリした甘さの粒餡とのコンビネーションが絶品。表面に煮詰めた砂糖の蜜をかけた、柔らかめの丸ぼうろ「渦潮」も人気。防腐剤を使わない老舗のこだわりが嬉しい。
◇カステラ(1斤)1,470円〜、ロール1,050円、栗まんじゅう180円
 

栗ふくさ160円
はぜぼたもち(6個入り)550円
久留米市 櫛原駅 徒歩2分
住所
久留米市南薫町1615
TEL
0942-33-1661
営業
時間
8:00〜20:00
定休日
不定休
駐車場
3台

120年の伝統に新発想のエッセンス
明治時代から続く老舗和菓子屋。5代目主人が考案した秋限定の「栗ふくさ」は、どらやきの生地を裏返し、小豆餡と栗の渋皮煮を丸ごと包み込んで上品な“ふくさ”の形に仕上げている。久留米名所のハゼ並木にちなんで作られた「はぜぼたもち」は、餅に練り込まれたシソがアクセントとなり、あっさりいただける。
◇小倉ふくさ110円、ブルーベリーどら130円